講座案内

正式名称は「環境社会検定試験」。主催は東京商工会議所で、環境について幅広い知識を持ち、社会で率先して環境問題に取り組む人材の育成と、「持続可能な社会」の実現を目的としています。7月と12月の年2回実施。

・合格基準
100点満点で70点以上が合格。

・試験方法
各地の商工会議所が試験会場を設定、申込者の最寄りの試験会場を案内。
出題は、全問マークシート方式による選択問題です。制限時間は2時間。

 ・ 出題範囲
基本的に公式テキスト(東京商工会議所編)から8割以上は出題されますが、環境に関する時事問題も出題されます。公式テキストのポイントを理解し、日ごろから関連ニュースをウォッチすることも実践的な学習につながります。

■□合格率の動向□■
              平均点   合格率
25回(2018 12月)  76.1   72.0%
24回(2018年 7月)  77.5   74.5%
23    (2017 12)             76.8       74.9%
22    (2017   7)             75.8       71.2%
21    (201612)             73.7       67.1%
20    (2016   7)             77.0       74.0%
19    (201512)             69.3       52.7%
18    (2015   7)             73.0       62.3%
17    (201412)             67.9          48.6%
16回 (2014   7)     69.5          52.7%
15回 (2013 12)     73.1          63.2%
14    (2013   7月)       71.1      58.0%
13    (2012 12月)       69.4      53.5%
12    (2012   7月)       70.4      55.7%
第11回    (2011 12 月)          73.6         67%(推計)
10    (2011   7月)       72.8      64.1%
第 9     (201012月)       74.7     69.1%
   (2010   7月)        74.5     66.7%
200912月)        74.8    70.2%
2009   7月)    72.9    65.2%
200812月)           72.7         64.8%
  4     (2008    7月)           78.1     79.7%
200712月)        80.5     83.7%
  2  回 (2007   7月)        68.7  51.5%
  200612月)   80.0     80.1%

1合格率50%台を前提に学習し、1回で合格を

  • eco検定は決して簡単な検定ではありません。出題範囲はゴミ(廃棄物)などの身近な公害問題から温暖化のような地球規模の環境問題、さらに最近では企業の社会的責任の関連で、「働き方改革」まで出題範囲に加わりました。公式テキストを初めて手にした人の多くは、内容の幅広さに驚きます。それぞれの分野では基本的な知識ですが、環境問題を理解するうえで必要な生物、地学、経済、法律、国際法、エネルギーなど分野から広く、浅く出題されます。
  • さて、気になる「合格率の動向」ですが、2016年7月実施の第20回検定で合格率が74%となって以来、合格率は概ね70%を上回り、高めに推移しています。合格率7割以上なら「簡単な検定」と考えがちですが、それ以前、合格率が50%前後だったころに比べて、問題がやさしくなっているわけではありません。受験者の多くは会社から推奨されて、なかば業務の一環で受験しており、ある程度、学習したうえで受験しているためです。また、主催者の東京商工会議所がすでに合格している人に再受験を推奨しており、エコ検定マニア的な人が高得点で合格していることも平均点、合格率を引き上げています。公式テキストは改定されごとに学習すべき内容は増えていますから、合格率7割なら大丈夫と油断せず、50%台と厳しく考えて、真剣に学習しないと1回での合格は難しいでしょう。
  • 出題内容は常識でも解けるやさしい問題と専門的な難しい問題が混在しており、受験者の得点のばらつきをみると50点以下という人は少ない一方で、90点以上の高得点者も多くはありません。受験者の大半は70点前後に集中しています。69点、68点で不合格という人は現実にかなりいます。「70点以上で1回での合格」を目標に学習を進めてください。
  • eco検定では学習の基本となる公式テキストの大改訂が相次いで行われ、そのたびに、出題範囲、出題傾向も変化してきました。eco検定の出題傾向が変化するきっかとなったのは2011年の東日本大震災、福島第1原発事故です。原発、エネルギー問題などを重要テーマに加える形で公式テキストを刷新、2012年2月に第3版になりました。第3版になって最初の検定が第12回です。表のようにそれ以来、合格率は低下しています。そして、2014年2月に公式テキストが4版に変わると合格率の低下に拍車がかかりました。4版は3版とは別のテキストと思うほど、内容を一新、学習範囲もかなり広がりました。
  • 第18回からは公式テキストが「改訂5版」に変わりました。さらに2015年の地球温暖化対策のパリ協定を踏まえて、第6版に改定、20192月には国連が推進しているSDGsの広がりを踏まえて、第7版に改定、その際に全般的に最新の動向を踏まえて内容を刷新しています。
  • もともと、eco検定の基盤となっているのは環境省が毎年、6月に出す環境白書です。白書は環境行政のベースとなる環境問題の最新動向をまとめた内容ですから、eco検定でもエネルギー、温暖化対策などの分野で環境問題の最新動向が出題されます。
  • 環境問題は変化が激しいという点に特徴があります。地球温暖化対策のパリ協定など次々に新しい条約や法律ができており、最新のテキストを利用することをお勧めします。

 

2.学習の基本は公式テキストと「重要ポイント暗記ノート」

  • eco検定の問題の8割以上は公式テキストから出題されますので、学習の基本はあくまでも公式テキストです。公式テキストの学習範囲は広く、地球の自然環境、環境問題、環境関連の国際条約、環境法、環境行政、CSRなど企業の環境対策、消費者に身近な環境問題などに及び、初めてテキストを手にして、途方に暮れる人は少なくありません。
  • 特定の分野について体系的な専門知識を学ぶというより、環境問題に関連する知識を地学や国際法、国内法、企業経営、経済学など幅広い分野から「広く浅く」集約した形です。
  • 企業内で環境問題を担当する人材を養成する意味合いもあって、環境マネジメント、CSRESG投資といった環境経営までカバーしているのがeco検定の特徴といえます。
  • それぞれの分野での基礎的な専門用語も多数でてきます。「持続可能な開発」、「循環型社会」など環境問題特有の用語、「エコロジカル・フットプリント」、「カーボン・フットプリント」など外国語をそのまま使った専門用語などです。eco検定に合格するにはこうした用語の意味を的確に理解することが学習の基本となります。
  • ちょうと語学を勉強するのに単語を覚えたように、ことばの意味を習得してください。学習資料としてご用意した「重要ポイント暗記ノート」は環境用語の意味を中心にeco検定のポイントを覚えていたくだもので、セミナー受講者の皆様から大変役にたったと好評です。これをしっかりマスターすればほぼ合格できます。

.変化の激しい環境問題の流れをつかむ

  • 地球温暖化対策で、日本は京都議定書の第2約束期間への参加を取りやめました。一方で、2015年11月にフランスのパリで開催された気候変動枠組条約の第21回目の会議で、京都議定書に代わる新たな枠組みとして歴史的な「パリ協定」が採択され、日本はパリ協定に沿って温暖化対策に取り組むことになりました。eco検定ではこうした環境に関する時事問題も出題されます。
  • エネルギー問題も大きな課題です。石油、石炭といった化石燃料の大量資料は温暖化の原因です。我が国は二酸化炭素を発生しない原発がエネルギーと環境の二つの問題を解決すると考え、普及を推進してきましたが、福島原発事故以来、すべての原発が稼働を停止していました。しかし、政府の原発再稼働容認の方針を受けて、2015年8月に鹿児島県の九州電力川内原発を皮切りに原発再稼働が進んでいますが、原発反対の声は根強く、原発依存には限界があります。

このため、再生可能エネルギーへの転換も急務です。石油、石炭などの化石燃料の大量使用が環境に与える影響とその対策ななども踏まえて、ニュースなどから最近の動向もしっかり、学習してください。

  • 公式テキストで学習の基盤を固め、時事ニュース、そして練習問題で応用力を高める学習法が効果的です。

4.eco検定に1回で合格するための学習法

  • 皆さんが今回受験する第26回eco検定(2019年7月実施)での学習の基本は「改訂7版eco検定公式テキスト」 です。公式テキストはいわば学校の教科書のようなものです。教科書でしっかり学習したのに、教科書外からの出題が多くて不合格になるなどということはありえません。これまでの検定試験でも大半は公式テキストから出題されています。
  • 出題される問題の大半は環境用語、つまりことばの定義についてです。温暖化対策、生物多様性の保全、企業の環境対策などいろいろな分野で専門的な用語が使われます。eco検定ではこうした用語の意味をしっかり理解しているかどうかを確認する問題が大半です。暗記ノートで用語とその意味をしっかり暗記してください。
  • 時事問題対策の学習資料として、ニュース集をご用意しています。eco検定公式テキストに関連する最近の動向をまとめていますので、ニュース集を活用して環境問題の基本的な流れを理解してください。学習の応用として、日々のニュースが役立ちます。地球温暖化問題、気候変動枠組み条約に関するニュースは新聞によく掲載されています。こうしたニュースをウォッチすることが、公式テキストの理解を深めることにつながります。
  • 公式テキストで学習するといっても、あまりにも幅広い学習なので、できれば当フォーラムが主催するセミナーに何度か参加することをおすすめします。特に仕事などで忙しい方はセミナーに参加いただき、テキストの内容を理解するとともに、どのように学習を進めるか指導を受けた方が、学習の効果、効率もあがり、時間を節約できます。
  • 学習が進み、試験が近づいてきたら模擬問題対策です。検定前に当フォーラムが主催する直前ポイントアップ講座ではなるべく多くの問題を解いていいただき、実践的な知識を身につけていただきます。この講座を受講し、繰り返し問題を解いただけで合格する方もいます。東商が発売している過去問集を繰り返し、解き直し、問題に慣れる学習も効果的です。

◯eco検定対策アプリ、携帯サイトの活用も

 電車での通勤時間などを利用して手軽にeco検定対策ができるよう当フォーラムでは第6版に対応した学習アプリを作成しています。クイズ形式でeco検定によく出る問題を効率的に習得できます。ぜひ、ご活用ください。

アプリの紹介は http://ecoken.newsmedia.jp/appli/

 

□検定試験の概要

・制限時間は2時間ですが、問題量が多いのが特徴です。A4版で22~24ページ、長文問題も多く、読解力が要求されます。

・出題パターンは過去10回ほとんど同じ。全10問、1問に1点か2点の設問が5-10あり、1問が10点、全10問で100点となります。出題パターンは以下の3種類。

1.正誤問題。正しければ1、間違いなら2をマークします。

2.択一問題。適切な語句か文章を選択。選択肢は3つか4つ。

3.長文読解穴埋め。長文(表やグラフ、図がつくこともある)中の(  )に、語群から適切な語句を選びます。

・解答はマークシート方式。記述はないので漢字やスペルを覚える必要はありません。学習では正確な知識を身に付けることが重要となります。類似の用語が多いので知識があやふやだと、間違えやすい問題が出題されます。

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・いつでもどこでも手軽にeco検定学習ができるスマ―トフォンアプリ(アンドロイド版、iPhone版)
※アンドロイド版の案内PDF(QRコードあり)https://goo.gl/A8X1k4
※iPhone版案内PDF(QRコードあり)https://goo.gl/nS3uyV
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